下地島空港 2024年 訓練状況

 取材・イタリア5network 沖縄臨時支局

【訓練時間と内容について】 2024年3月6日 更新

1日ごとの訓練状況はTwitter(X)で紹介しています。

●海上保安庁
尖閣諸島の警備に向かう前や那覇や石垣の基地に戻る際に寄港して訓練をしています。ファルコン2000、ダッシュ8、ビーチクラフトキングエアの3機種です。最も訓練が多いのが海保で週に数日訓練があります。

●航空局
CJ4サイテーションの訓練を不定期に行っています。月曜または火曜に飛来、午前と午後に訓練を行い、夜は宮古空港や石垣空港にステイというパターンで木曜または金曜まで訓練を行います。

●琉球エアコミューター
Q400CCの訓練を行っています。普通は1時間程度で短いと15分、長い場合は2時間半くらいの時もあります。1か月から2か月に数日、土日祝日に訓練が多い傾向です。

●日本トランスオーシャン航空
2021年1月18日から25日まで訓練を行いました。機種はB737-800。早朝の那覇空港で訓練を行うこともあります。

●エアドゥ
2023年12月16日から19日まで訓練を行いました。機種はB737-700。

●ソラシドエア
2023年12月11日から15日まで訓練を行いました。機種はB737-800。

●キャセイパシフィック航空
2024年の訓練予定です。
1月12日(金 )B777-300
1月15日(月) A350-900
1月17日(水) A330-300
1月18日(木) B777-300
1月23日(火) B747-400ERF
2月6日(火) A350-900
2月21日(水) B777-300 (中止)
3月8日(金) B747-400ERF
3月9日(土) A330-300
3月11日(月) A330-300
3月12日(火) B777-300



下地島空港での訓練はエアワーク、エアポートワークがあります。タッチアンドゴー、ゴーアラウンド、ローパス、リジェクテッドテイクオフ(離陸滑走中の離陸中止)などがエアポートワークです。訓練中の機体が戻ってこない時はエアワークを行っており、下地島近辺を周回、または約65キロ離れた空域で訓練をしています。訓練空域は北と南に2カ所あります。

下地島空港は滑走路17、滑走路35、両側にILS(計器着陸装置)が設置されていました。35側のILSは老朽化のため撤去、訓練機も少ないことから再度の設置予定はありません。ILSが17側だけになったことで、北風の時でもILSでの訓練の際はRW17を使用します。

RW17の運用が多いのは6月から8月です。9月は月の半分程度。10月から12月はほとんどRW35、1月から3月は月に10日前後がRW17、4月は10から20日間がRW17、5月は月に10日程度、という傾向です。

このwebサイト、Twitter、FaceBookで発表している訓練予定については天候や機材操りの関係で直前に変更、中止になることもあります。当記事に基づき旅行日程等を立てられ、そのために発生した損害等については一切責任を負いません。



【下地島空港タッチアンドゴーの動画】